商品撮影のストロボライティング完全ガイド|基本から応用テクニックまで

この記事では、ストロボライティングの基本から応用テクニック、撮影手順を詳しく解説します


1. ストロボライティングの基礎知識

ストロボを使う理由

  • 自然光に頼らず、安定した光で撮影できる
  • シャドウをコントロールし、商品の質感を一目見る
  • 背景と被写体の明るさを調整しやすい
  • 商品ごとに最適なライティングが可能

📌自然光だけでは、時間帯や天気に左右されるため、安定したライティングを求めるならストロボは必須!


2.商品撮影で使うストロボの種類

モノブロックストロボ(スタジオ用)

✔一体型でパワーが強い
✔リサイクル
✔ AC電源が必要

クリップオンストロボ(スピードライト)

✔ 軽量・コンパクトで持ち運びに便利
✔ 外部電源なしで使用可能

📌本格的な撮影ならモノブロック、手軽な撮影ならクリップオンが便利!


3.商品撮影のストロボライティング手順【基本セットアップ】

必要な機材

✔ ストロボ(モノブロック or クリップオン)
✔ ライト
✔ ソフトボックス
✔ レフ板
✔ 三脚&カメラ


基本的なライティング構成

📌 1灯ライティング(最もシンプルな方法)

ポイント

  • ストロボを対象の斜め45度の位置に設置
  • ソフトボックスまたはアンブレラで光を拡散
  • 影が強すぎる場合は、反対側にレフ板を

カメラ設定の目安

  • シャッタースピード:1/125秒(ストロボの同調速度以内)
  • ISO感度:100~200(ノイズを軽減)
  • 絞り:F8~F11(被写界深度を確保)

📌初心者は、1灯ライティングからスタートし、光の方向を理解しよう!


2灯ライティング(影をコントロール)

📌 「主光+補助光」で商品をより立体的に!

ポイント

  • メインライト(キーライト):被写体の斜め前45度に設置
  • 補助ライト(フィルライト):反対側に光量を落として設置
  • レフ板を活用し、光を柔らかくする

応用テクニック
補助光の光量をメインの半分に設定(1:2比率)
背景を明るくするために、3灯背景に目を向ける

📌商品ごとに光のバランスを調整し、最適なライティングを作ろう!


4. 商品別のストロボライティング応用テクニック

光沢のある商品(ガラス・金属・アクセサリー)

反射を防ぐために、ディフューザーを使う
光を直接あてず、天井や白いボードにバウンスさせる
とんでもない白飛びを防ぐために、露出をアンダー目に設定

📌映り込みを防ぐために、カメラや自分の位置を調整!


食品・飲料の撮影(ナチュラルな質感を出す)

メインライトは斜め後ろから立つ
拡散光を使い、柔らかな印象に
補助光で手前のディテールを明るくする

📌グラスの飲み物は、向こうに光を間近と透明感が増す!


ファッション・アパレル(質感を強調)

前方斜め上からストロボを臨む(布の質感を出す)
バックライトを使い、シルエットをしっかり考えられる
床や背景にレフ板を置き、影を考える

📌光が強すぎると、質感が飛ぶので光量調整が大事!


5. ストロボ撮影のよくあるミスと対策

光が強すぎて白飛びする →ディフューザーをつかい光を柔らかくする
影が強く出る →レフ板 or 補助光
ストロボの色が違う →色温度

📌撮影後のレタッチも大切!RAWで撮影し、明るさや色味を調整しよう!


6. まとめ|ストロボライティングをマスターしてプロ級の商品撮影へ!

基本の1灯ライティングから始める
商品ごとに適したライティングを利用する
ディフューザーやレフ板で光をコントロールする
光の方向と強さを意識して、より魅力的な写真を撮ります

ストロボライティングを理解すれば、商品撮影のクオリティが一気に向上します。こちらで紹介したライティング方法は一例です。
光の当て方や距離感など変えながら実験すると面白いかと思います。

ご参考にしていただければ幸いです。

ご覧いただきありがとうございました。