人物撮影ストロボライティングについて
まとめました。
光の方向や距離感、質感をコントロールして好みに仕上げていく形となります。
色々と試して好みに近くなると楽しいですね。
項目 | 説明 | 詳細 |
---|---|---|
光の方向 | 被写体に対する光の角度 | 正面、斜め前、真横、斜め後ろ、背面 |
光の角度 | 被写体の立体感を強調する | 45度前方が一般的 |
光の質 | 硬い光と柔らかい光 | ソフトボックス、アンブレラ、レフ板 |
光量 | 被写体の明るさを調整 | ストロボの出力設定 |
被写体との距離 | 光の広がりと質感を調整 | 近距離:硬い光、遠距離:柔らかい光 |
カメラの設定 | 絞り、シャッタースピード、ISO感度 | 被写界深度、明るさ、ノイズを調整 |
光の種類
ハードライト
硬い影を生み出す。被写体の立体感を強調したい時に効果的。
ソフトライト
柔らかい影を生み出す。自然な雰囲気にしたい時に効果的。
光の角度
正面
被写体を平坦に表現する。
上から
被写体を立体的に表現する。
下から
ドラマチックな雰囲気を演出する。
光の位置
カメラ正面
被写体の表情を明るく写せる。
カメラ斜め前
被写体の立体感を強調できる。
カメラ横
影を強調できる。
光量
強い
被写体を明るく写せる。
弱い
柔らかい雰囲気を演出できる。
その他
レフ板
光を反射させて、影を明るくしたり、光を拡散させたりできる。
アンブレラ
光を拡散させて、柔らかい光を作ることができる。
補足
上記は基本的なライティングパターンです。
被写体や撮影意図に合わせて、光の種類、角度、位置、光量などを調整。
光の種類 | 効果 | 被写体への影響 | おすすめシーン | ポイント | 注意点 | 参考写真 |
---|---|---|---|---|---|---|
正面光 | 顔全体を明るく照らす | 平坦な印象になる | 人物紹介、真面目な表情 | 光を柔らかくする | 影が強く出ないよう、ディフューザーを使う | 正面から照らした人物写真 |
順光 | 自然な立体感を出す | 影が後ろにできる | 自然な表情、明るい雰囲気 | 光の角度で表情を変える | 逆光にならないよう、角度に注意する | 順光で撮影した人物写真 |
逆光 | 髪の毛や輪郭を強調する | 顔が暗くなる | ドラマチックな雰囲気、神秘的な印象 | 光の量で雰囲気を変える | 顔が暗くなりすぎないよう、レフ板を使う | 逆光で撮影した人物写真 |
サイド光 | 顔に陰影をつけ、立体感を出す | 表情が引き締まる | クールな表情、力強い印象 | 光の角度で陰影を変える | 光が強すぎないよう、角度や距離に注意する | サイド光で撮影した人物写真 |
斜め上からの光 | 顔を明るく、立体感を出す | 鼻筋が強調される | 明るい表情、華やかな印象 | 光の角度で表情を変える | 光が強すぎないよう、角度や距離に注意する | 斜め上からの光で撮影した人物写真 |
斜め下からの光 | 影を強調し、ドラマチックな雰囲気にする | 顔が暗くなる | ミステリアスな雰囲気、シリアスな印象 | 光の量で雰囲気を変える | 顔が暗くなりすぎないよう、レフ板を使う | 斜め下からの光で撮影した人物写真 |
その他
- ソフトボックス:光を柔らかく拡散する
- アンブレラ:光を反射させて広げる
- レフ板:影を明るくする
- スヌート:光を絞ってスポット状にする